
イラスト初心者『基本的な描き方はわかってきたけど、キャラクターの感情の表現ってどうかけばいいんだろう・・・よく喜怒哀楽って言うけど・・・』
こういう疑問にお答えします。
表情というのは顔にある表情筋が動いて、皮が引っ張られ、感情が出るものです。
なので、表情筋がどういうふうに動くのか把握しておくと、非常にキャラの表情が描きやすいです。
それではまず、表情筋がどういう風になっているのか見てみましょう。

はいこんな感じなのですが、正直、なんのこっちゃ?と思いますよね。
それでいいです。私も詳しくは把握していません。
大事なのは、どの顔のパーツの近くにある表情筋が、どう動くかだけです。
表情筋の名前まで覚えなくていいのでイメージだけしておきましょう。
動き方がイメージできにくいのでしたら、鏡で表情を変えてみながら確認するとわかりやすいです。
喜怒哀楽
表情筋の動き方によって喜怒哀楽の感情の表現ができます。
喜と楽が似ていますが、楽のほうが目を細く、口を大きく開けます。
定義的には、【喜】は自らが成し遂げて獲得した成果を嬉しく思うこと。
【楽】は趣味や娯楽などで満ち足りた気持ちで愉快な気分になることです。
喜は遠慮がちで、楽の方は愉快。
「へ~、そんな感じなんだ。」と思っていただければ大丈夫です。
喜:喜び

目尻を下げ、口角を上げます。口は半開きもしくは、閉じた状態。
口の周りの筋肉が、口が頬の方向に引っ張られて口角があがります。
そして、頬自体も目の方向に引っ張られるので目が細くなります。

目を細めたほうが、開いている状態よりより喜びが大きいです。
口も同じく大きくなるとより嬉しさが大きくなります。

3枚目は目尻に涙をつけて、嬉し泣きにしました。これも嬉しさを表現できます。
怒:怒り

目尻を上げ、口角を下げます。口は堅く結んだ状態で下唇が少し上に上がった状態になります。
顔の筋肉を、こわばらせると怒っている感じが出ます。

同じ怒りですが、まゆを目に寄せるほど、口を大きく開くほど、怒っている度合いが大きくなります。

2枚めより、さらに怒っている状況です。
哀:悲しみ

目尻を下げるか、閉じます。口は丸く小さめに少し横に引っ張ります。もしくは半開き。
目を開ける場合は細めましょう。涙を描いたりしても表現しやすいです。

目を閉じ気味にするほど、より感極まった感じが出せます。

完全に目を閉じて、涙を描いて号泣という感じもありです。
楽:楽しみ

目尻を下げ、細めに描きます。
口は大きく開いて口角を上げる。目や口のまわりにシワを描いても効果的ですが、やりすぎるとキャラが老けてしまいますので注意してください。

口を大きくし、まゆげの内側を変えました。
なにかに夢中になっている様子です。

漫画風にしても表現できます。
目を閉じていても、口角が上がっていることで楽しさを表現できます。
今回のまとめ
【表情筋がどういうふうに動くのか把握しておくと、非常にキャラの表情が描きやすい】
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