
イラスト初心者『顔の描き方と、向きが変わった時の描き方ってどう描くんだろう・・・
正面のときはいいけど、向きが変わると描けなくなっちゃう・・・』
こんな悩みにおこたえします。
向きが変わった時の描き方の手順と考え方
顔を描く時の具体的手順
次のとおりに決めていけばいいです。
- 目の位置
- ほっぺの大きさ
- あごの位置
- 頭のてっぺん(頭頂部)の位置
- 耳の場所
- 首の位置
- 頭の頭頂部から首の後ろまでの奥行き
1~7を順番に解説します
簡単に説明しますと、目の位置さえ決まってしまえば、そこから逆算して顔まで描けるということです。
目の位置

まずは目を描きます。
前に描いた目と、表情を使います。
こちらにまとめています。▼
参考:イラストの目の描き方がわからん!初心者を救う見ておくべき方法
参考:表情のイラスト表現方法がわからない!イラスト初心者が迷う喜怒哀楽の描き方【サンプルあり】
アタリを取る際は漫画で見る、楕円形ような目でもいいです。
目尻の外側から描き始めます。
ほっぺの大きさ

目の目尻の位置から目1つ分下げてください。
そして、反対の台形をイメージしてもらって、ほっぺのほうが幅が細くなるようにします。
あごの位置

ほっぺの位置から両目の真ん中、高さはほっぺの位置から目半分の位置に点を打ちます。
そして、その点に向かって線を引きます。
このあごのラインはあまり曲線にならず、直線に近い感じでサーっと引くと、顔が引き締まるのでおすすめです。
頭のてっぺん(頭頂部)の位置

目の上まつげの一番上から、あごまでと同じ長さを上に伸ばします。
そこから少しだけ上の位置に点を打ちます。
この少しだけ上というのは、頭の奥行きを意識しているためです。
耳の場所

目尻から曲線を描いて、みみたぶの最後があごとつながっています。
向きが変わっても、この関係性は変わらないので覚えておくと便利です。
首の位置と幅修正

あごからほぼまっすぐ下のおろした位置が首の奥行きの真ん中、と考えるとわかりやすいです。
頭蓋骨の奥行きを考えるのに必要になります。
必ず、頭蓋骨の真ん中に来るようにしてください。
頭蓋骨の幅も耳に少しかぶるように修正します。
頭の頭頂部から首の後ろまでの奥行き
頭蓋骨を考えながら、首の後ろから頭の頭頂部までを曲線でつなげます。
頭の後ろ側が意外と膨らんでいるので、描くときに注意してください。
※ここは顔の向きが違うときに使う要素なので画像はありません。
正面だと見えないからです。
ここまでが基本となります。
次に顔の向きを変えてみます。
いろんな向きの顔の描き方
正面と比べて難しくなるので、物体を描く時にご紹介した、立方体の考えが生きてきます。
斜め上下、上、下、横の3種類にわけて解説します。
※斜め上下に関しては、説明することが同じなので、1つにまとめています。
斜め上下


目を描きます。


目の上下に合わせて平行に斜線を引きます。


顔の正面側の面のアタリを取ります。


頭蓋骨の凹凸を意識して修正します。


耳の位置を決めます。


奥行きを描きます。


体の真ん中を意識して正中線を描きます。


パーツを描き足します。
上

目を描きます。

目の下に円を描きます。

円の一番下を首のアタリにします。

円の3点をそれぞれ直線で引きます。

そのまま目の上に持っていき、頭頂部のアタリにします。

そのアタリに沿って曲線を描きます。

耳を描きます。
少しだけ耳にかかるように頭蓋骨のアタリを広げます。

あごのアタリを取ります。

パーツを描き足します。
下

目を描きます。

目の上に円を描きます。

円とかぶった分だけ頭頂部のアタリと鼻の位置を下げ、耳を上げます。
あごはいつもより鈍角(角度を広く)にしてください。

円とかぶっている目の部分を消します。

円からでている部分と1:1になるように描き直します。
目の高さになります。

パーツを描き足します。
横

目を描きます。

円を描きます。

交わる線が直角になるように直線を引きます。

鼻の高さ分出して、線をあごにつなげます。

耳を真ん中に描き、あごとつなげます。

おでこを少し出して、パーツを描き足します。
最後に
いかがでしたでしょうか?
基本的な顔の描き方と様々な視点からの描き方をご紹介しました。
皆様の参考になれば幸いです。快適なお絵かきライフをお送りください。
イラストの描き方の記事をまとめました。よろしければどうぞ▼
https://amahakurumi.com/category/illustration/illustration-draw/