「イラストを描いてみたいけど目の描き方わからないし、 それっぽく描いてみたら変なところ向いちゃった。なんかコツあるのかなぁ・・・」
目の描き方がよくわからなくてついつい適当になっちゃっていませんか? 目は向きによって見え方が変わってきます。
初心者の方によくあるのは、正面はかけるけど向きが変わると描けなくなるという現象。
上手く描けない原因は立体を上手く把握してないから起こります。
この「球体」さえ意識できれば、目の位置、向き、角度、すべてに応用できます。
✔ 目がどこか変な方向を向いてしまう
✔ タレ目、ツリ目、ジト目など、表情や個性を描き分けたい
こんな方は本記事をお読みいただくことで目の書き方の基本が理解でき、うまくかけるようになるほずです!
イラストの目のバランスを考える
イラストには目のバランスがあります。どんなバランスがあるのか見ていきましょう。
【基本】まずは頭蓋骨を意識する
高さ、傾き、奥行きを考える

イラストの目の簡単な描き方手順6つ
6つだけ抑えておけば基本的な目が描けます!
- 正方形
- アタリをとる
- 曲線でつなぐ
- 目頭、目尻を整える
- 目玉を描く
- 目の上のくぼみ、まつげを描く
▼描き方から塗り方までより詳しく、ご紹介しています。
わかりやすいように、手順ごとに色をかえてご説明します。
では順番に見ていきましょう。
まずは基本的な目の描き方を習得しましょう。
正方形と目の形を考えます
最初に目自体の大きさを決めます。正方形を描くだけ!
この正方形の大きさや位置で全体的な大きさが決まります。
内側が目頭・下まぶた、外側が目尻、上が上まぶた、下が下まぶたのアタリになります。
ちなみにきっちり定規とかを使って正方形にする必要はありません。
フリーハンドで描いてOKです。
ツールでの正方形の描き方
Shiftキーを押しながら右下にドラッグすることで正方形が作れます。
目のシルエットのアタリを取ります
アタリとは、バランスよく描いていくための大まかな位置を決めることです。
ここでどういう目を描きたいかを考えます。
今回は目頭より目尻が下がっている、タレ目を例にあげましょう。
💡描き分けPOINT
ここでアタリの傾きを変えるだけで、キャラクターの印象はガラリと変わります。例えば、**目尻を上げればクールな「ツリ目」**に、**水平にすれば落ち着いた印象の「普通の目」**になります。まずは基本の形をマスターし、色々試してみましょう。
画像のようなバランスで点を打ってください。
わかりやすいように大きく点を打っていますが、自分がわかればいいので小さい点でも構いません。
目の球体を考えながら曲線で繋いでいきます
上まぶたのアタリの点を曲線でつなぎます。
このとき、デジタルの場合はあらかじめ太くして描くと時間短縮になって楽です。
上まぶたの上のラインは正方形にそうようにしてください
(画像参照)
ついでに下まぶたもつなげておきましょう
こちらは直線でも構いません。
下まぶたを細い線であっさりめに描きます。
はっきり描きすぎてしまうと昔の絵みたいになっちゃいます。
位置は一番下ではなく、少しだけ上げます。
鼻に向かっていくにつれて高さが高くなっていくからです。
眼球を描き、目全体の形を整えます
目尻から下まぶたに向かってちょっとだけ描きます。
方向は下まぶたの目尻に、払うように描いてください。
目頭は少し払う感じでまぶたを表現します。
太いペンで描いた後、細い消しゴムで削るとうまくいきます。
目玉はまず向かせたい方向を決めます。
向きの見え方は目玉以外の白目の余白に対する目玉の位置です。 今回は正面についてなので、両方の目玉を内側にしてください。
白目に対する、目玉の大きさでも印象が大きく変わります。
色々試してみましょう。
💡描き分けPOINT
黒目の大きさも重要です。黒目を大きく描くと幼く可愛らしい印象に、小さく描くと大人っぽく、ミステリアスな印象を与えることができます。あなたのキャラクター設定に合わせて調整してみてください。
目のくぼみと二重まぶたを描き加えます
あとは目頭の上に線を描きます。
なにかといいますと、内側の目のくぼみの表現です。
目尻にまつげをかきます。 太さや本数は描き手によります。
今回の描き方は絵描きツールのCLIP STUDIO PROを使って描いています。
参考にどうぞ。
この工程の続きの塗り方についてはこちらの電子書籍【【初心者向け】イラストの目のかわいい描き方塗り方が簡単に描けるようになる本: 初心者でもわかる!目の描き方4つのコツで魅力的に描く!図解式解説! イラストの描き方】にて詳しく解説しています。
ぜひご覧ください。
イラストで目の位置を向かせたい方向に向かせるには
ここまでで目の基本的な描き方は理解して戴けたと思います。
次に目の向かせる方法です。
向いている方向は白目を含む目全体に対する黒目の位置
1つだけ覚えてください!
はい、たった一つで良いんです。目の黒目の中心位置が向いている方向になります。
鏡の前に立って目を動かしてみてください。黒目の真ん中に向いている方向が来ますよね。

サンプルをご用意しました。
左のような目があります。
この場合、目の全体(白目も含む)に対しての黒目の位置によって、目が向いている方向が変わります。

黒目の白目に対する大きさは画風によって異なるのですが、黒目の位置自体の関連性は変わりません。
両目が右に寄っているので、真右を向いている目になります。
なので、左を向かせたいときは左に、下を向かせたいときは下にします。
白目部分の余白を間違えてしまうと目を向かせる方向がおかしなことになってしまうので注意してください。
目がどのように動いているかのイメージ
具体的には、頭蓋骨の目の部分のくぼみに、球体の形をした目玉(眼球)が入っているイメージです。

理解しやすいようにイメージ画像をご用意しました。
眼球という球体が頭蓋骨の目の部分のくぼみに入ります
そして眼球の正面にある、目の部分がキョロキョロ動く。
どうでしょうか?イメージしやすくはないですか?
目の向きでの注意点
たった一つだけ注意点があります。
それは、左右の目の黒目の位置を反対にしない。
これだけ。
ね?簡単ですよね。
どういうことかというと左目が上を向いているのに右目が下とか、左目が左を向いているのに右目が右を向いてしまっている場合です。

はい、左右の目が逆を向いてしまった例ですが、怖いですよね。
常識的に見ればこういう目は普通ではありえないので描くときは注意しましょう。
例外として、完全に精神がいってしまっているなどの状態では使えそうです。
このたった一点を守るだけで目の向きがおかしくなりません。
ご説明します。
顔の角度が違う時の目の描き方
向かせたい角度に応じて立方体を描きます。

向かせたい方向に目のアタリを平行に直線を引きます。
顔の向く面以外は慣れてきたらイメージだけで構いません。

目のアタリを元に最初にお話したようにあたりの点を取って、曲線で結んでいき、目を描いてきます。
方向が変わっていても、アタリさえ間違わずにきちんと取れていれば問題ありません。
【もっと自由にキャラクターを描きたいあなたへ】
ここまでで、基本の目の描き方はマスターできたはずです!
「でも、タレ目だけじゃなくて、ツリ目やジト目の詳しい描き方も知りたい!」
「嬉しい時の目、悲しい時の目の表情はどう描くの?」
「瞳をキラキラに塗って、キャラクターに命を吹き込みたい!」
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今回のまとめ
目は頭蓋骨に球体の目が入っているのをイメージ。
眼球の正面に目があってそれが動くだけ。
目の向いている方向は、目全体に対する黒目の位置です。
最後に、あなたの「描きたい!」を全力で応援させてください
上のイラストは、今回ご紹介した描き方を元に、Kindle本で解説している**「塗りのテクニック」**を実践したものです。ハイライトの入れ方や色の重ね方一つで、こんなにイキイキとした表情が生まれます。
![完成時の目の画像]
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この記事を最後まで読んでくださったあなただけに、感謝を込めて…
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