皆さん、こんにちは、フリーイラストレーターの天羽くるみです。

イラスト初心者「これから絵をデジタルで描きたいと思ってるんだけど、どういうソフトを選べばいいのかわからない。
よく聞くのはクリスタとsaiなんだけど、何がどう違うんだろう・・・」
こういった疑問にお答えします。
クリスタとsaiについて
線画はsai、塗りはクリスタのほうがいいです。
実際に使ってみてどっちにもメリットがあると感じたからです。
2020年10月現在、saiはsai2にバージョンアップしており、
現実的にはsai2の使用を推奨します。
クリスタは正式名称はCLIP STUDIO PAINTといいます。
種類が3種類あります。DEBUT、PRO、EX。
DEBUT:機能制限版
PRO:漫画を描くのに便利な機能が使えないがイラスト制作には影響がないです。
私もこのPROバージョンを使っています。
EX:全ての機能が使える最上位版。
クリスタとsai、どう違うのか具体的に説明していきます。
クリスタはPRO、saiはバージョン2のものとします。
▼ CLIP STUDIO PAINTの公式サイトを見てみる ▼
【クリスタの特徴】

線画を直接描くのにはむかない。
直接描くと思いっきりぶれます。
手ブレ補正(線を引くときに、きれいな線に補正してくれるもの)の数値を増減して描いてみたんですが、
線がどうやってもよれてしまうのは直せませんでした。
ですが、この線画の描きにくさを補って余りあるほどの機能がクリスタにはあります!
以下にご説明していますのでぜひご覧ください。
3Dデッサン人形を利用して3Dのキャラにポーズを取らせてそれを参考に描くことができる。
リアル寄り、イラスト向け寄りの2種類が用意されてます。
それぞれ、カメラアングル、体型、ポーズ、身長、頭身など1つ1つ詳細に設定することができます。
ただ、少し動作が重いのでそれなりのスペックのパソコンが必要です。
ペン先や背景の素材が豊富
ペン先に設定することで線を引くだけで複雑な模様や質感を表現できるようになるものがあります。
テクスチャといって貼り付けるだけで簡易背景が出来上がるようなものもあります。
圧倒的な時間短縮ができるのが特徴です。
CMYK完全対応
CMYKとは詳しくは割愛しますが、印刷時に使う色の出力方法です。
印刷時だって安心です。
価格
PROは5000円買いきりです。なので、他のソフトみたいに月々の支払いもないです!
わずか5000円でイラストを描く時のスピードが超効率的にあがります。
現役イラストレーターの私も使っているので間違いないです。
▼ 公式サイトを見てみる ▼
【saiの特徴】

線画がアナログと同じようにかける!
saiの特徴はなんと言ってもこれ!!!
クリスタと同じように手ブレ補正があるんですが、全く別物で、圧倒的な線画の描きやすさです。
実際に紙に鉛筆で絵を描くような感覚で絵がかけます。
そして遅延もないです!
線画はsaiの方が絶対にいいです。
動作が軽い
動作がどんなときでも軽いです。
塗りが印刷時に必要なCMYKに対応してない。RGBしか見れない。
RGBしか対応していないのでsaiで確認したものと実際の印刷結果で色がずれてしまう。
印刷するときに別のCMYKに対応しているクリスタなどで色を確認する必要があります。
価格
こちらも5000円買いきりになります。
今回のまとめ
線画を描くときにはsai。それ以外をクリスタで補う。
是非参考にしてみてください。
▼ CLIP STUDIO PAINT を使ってみる ▼